■林のお薦め本 ─ No.1
斉藤一人の「世の中はこう変わる!」:小俣 貫太 著

 この本の主題は、時代の流れをよんで、それに対応する能力を磨く人が成功できる、ということです。
その、時代をよむ、ということの具体的なヒントが数多く例示されています。形式としては、一人さんのお弟子さん、小俣貫太さんが師匠の言葉を解説していくというものになってます。

 まず、皆さんはこの斉藤一人さんを知っていますか? 私が大尊敬する人の一人です。斉藤一人さんは1948年生まれで、「スリムドカン」などのヒット商品でおなじみの「銀座まるかん」の創業者です。1993年から10年間連続、全国高額納税者番付ベスト10に入り続けている人なのです。商売のみによる納税額で考えると毎年日本一です。つまり、今の日本で一番儲けてる商人なんですよ。

 本の内容を少し紹介してみます。
本書の一番のキーワードは「本物の時代」から「本当の時代」へ、です。一見、この言葉を聞いただけじゃ、何のことだか全然わからないでしょ? でも、この本を読みすすめていくうちに、この言葉が、まさに今の時代の変化をぴったり言い表しているミラクルキーワードだということがわかります。

 この本の中で例示されているものとしてはデフレ問題、老人問題、結婚問題、家族関係、人間関係、伸びる企業とは、などなど様々です。すべての例が、このミラクルキーワードによって斬新に解説されています。

 さて、これらの例を理解するために、この本の主題、「本物の時代」から「本当の時代」へという考え方を知ることが重要となります。「本物」というのは、皆がそう思いこみ、信じれば、それで本物となるものです。「本当」とは、それぞれの個人が、それぞれの価値観に従って、自分にとってそれが価値のあるものかどうかを確かめる。そういうものです。つまり「本物の時代」には、世間で流行っているだとか、権威ある人がいいと言っているとか、そういう物が人々の間で爆発的に売れまくります。しかし、「本当の時代」には、いくら権威ある人が評価しようと、あくまで個人個人が自らの価値観にしたがってその物を確かめます。よって、売れるとは限りません。

 さらに、本書では、「本当の時代」の、現れの一例に家族関係をもあげています。「本当の時代」には、ただ父親だからという理由だけで、子どもから好かれることはありません。父親に子どもに好かれる魅力という実力があるからこそ、好かれるし、その実力なくしては好かれないのです。生活のあらゆる面が実力主義になるということですね。
 このように商売にしろ、人間関係にしろ、すべて、「本当」しか受け入れられない時代になると本書では説いてます。

 この本は実にいい本でした。皆さんにも読んでみることをお勧めします。いろいろ感じたことも多かったし新しい見方もできるようになりました。その中でも強く共感したことは、やはり、我々商人は、どんどん儲けなくてはならないということです。儲けるということに対してなんとなく罪悪感を持ってしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、それは「本当の」商人としての生き方ではありません。商人なのに、儲けるということを最優先しない人間は、商人失格だと思います。
 最後に日本で最高の商人の一人さんの、商人としての生き方をあらわすような、すばらしい言葉を紹介しておきます。

 「商人は、がっちり稼ぐんだよ。いくら儲けても大丈夫。税務署がどんどん持っていって、日本中にバラ撒いてくれる。銀行に預金したお金はどんどん誰かに貸してくれる。だから日本中どこでも商売ができる。死んだら国がみんな持っていってくれる。だから安心して、お金を稼ぎまくっていんだよ・・・。」
 我々も日本にお金を循環させる心臓としての使命を忘れず、日々儲けていきましょう!

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斉藤一人の
「世の中はこう変わる!」
小俣 貫太 著

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